<お客様へのメールの書き方>
リピーターのお客様でも、初めてのお客様でも、常に報告メールには神経を尖らさなくてはなりません。
シッターはお客様の不在時に行う作業です。
お客様は報告のメールだけを頼りに、私たちのこと
を見張っているのです。
メールの報告でシッターの素質を試されていると思っていいでしょう。

正しい敬語を使うことは必須です。これは3年経とうが、10年経とうが一緒です。
・指定されているサービス開始時間に遅刻せず、その時間にちゃんとメールで到着メールを送るのは基本です。
・預かっているペット達の名前には必ず「〜ちゃん」や「〜くん」は付けなければなりません。
・ご飯は「餌」ではなく「ご飯」もしくは「食事」です。
・写真を撮ったり、エピソードの途中で「可愛いです~!」などと一言入れるといいですね。
・トイレでは「ウンチとオシッコもしっかり出ました!良かったです!」といった感じで体調も気にしていることをお伝えしましょう。
・お散歩で「他のワンちゃんと挨拶をしました」ではなく、「他のワンちゃんとご挨拶したときに、ぶんぶんと元気にしっぽを振ってとても嬉しそうでした」などと、楽しそうであったことや可愛かったことを全面に出して書きましょう。
・ペットシッター終了時に「今回はありがとうございました。また○○ちゃん(くん)に会えるのを楽しみにしています!」など付け加えると感じも良いでしょう。
・お世話の様子を明記するときも、とにかくワンちゃん・ネコちゃん達の様子を可愛く、私たちが楽しくシッターを行っていることが分かるようにしましょう。
写真は綺麗に可愛く!おやつを使ってカメラ目線で撮れるように努力をしましょう。写真が綺麗で可愛いだけで、良いシッターさんのように思えるものです。

現代では多くのお客様がLINEやSNSなどを使用されています。
これらはとても便利ですが、ボタンを一つ間違って押せば、違う人に送信されてしまうというとても危険なシステムでもあります。一度送信してしまうと取り消しが出来ないのも怖いところです。友達に送ったつもりのメールがお客様のところに…なんてことにならないよう気をつけなければなりません。
スタッフ同士でメールでやり取りしているときに、お客様からのメールを転送するつもりが返信になっていて、内輪のメールをお客様に送ってしまったなどという前例もあります(本来あってはいけないのですが…)

少しでも失礼をなくすため、間違いメールの対策としてですが、スタッフ同士のやりとりメールでも必ずお客様のお名前には「様」をつけることをお勧めします。間違って送信してしまったメールでも、お客様の名前に「様」がついていて敬意を払う文章の書き方だったために、逆に好感をもたれて大失敗が転じて信頼感が増した…というエピソードもあります。

メモにも、急ぎの殴り書きにも、カレンダーにも、入金明細の通帳にも、メールにも必ず常に「様」をつけるようにしていくと自然と慣れていきます。
「様」をつけることが当たり前になると、いつか助かることが出てくるかもしれません。