営業を始める前に必要な資材を準備しましょう
<ホームページの作成>

現代の社会ではホームページがないとサービス業は始められません・・と言って過言ではありません。
ペットビジネスも例外ではありません。
PACの正会員はペットアシストクラブのサイトのメンバー一覧の所に個別の個人紹介用のホームページを作っています。が、これは個人を紹介するための最低限のページです。
もっと詳しい内容を載せたお店としてのページも必ず持つべきです。

ホームページはお客様と初めて出会う場所、言わばお店の「顔」です。
ホームページでお店の全て、経営者の人柄、雰囲気まで全ての印象が決定されてしまうと言えます。
何よりも慎重に取り組まなければならない部分です。

お店の「顔」である「宣伝部長」でもあるホームページはまず信用が一番です。
今では無料でホームページを作れるサービスも沢山ありますが、よく業者を選びましょう。
自分の知らないうちにホームページ上に関係のない大きな宣伝広告や、卑猥な広告が出ていたら・・・それだけで完全アウトですね。

きちんと作るのであれば、少しお金をだしてでも、しっかりしたホームページ作りをお勧めします。
せっかく真面目にビジネスを始めようと思っっているのですから効率よくお客様を集客したいですよね。

PAC正会員の皆様はテンプレ式のホームページをお作りするサービスもございますので合わせてご検討ください(マニュアルトップのメニュー「ホームページを作る」参照)
<ホームページ作成時に特に気をつけるべきこと>
「言葉」

犬・猫を犬ちゃん(ワンちゃん)・猫ちゃんなどと「やわらかく」呼ぶ気遣いが必要です。
料金表枠内の項目として犬などを使う事はあったとしても(それでも可愛らしい呼び方の方が好まれます)
優しさが必要なペットサービス従事者、「猫が・・」などの文章はあまりに素っ気ないものになってしまいお客様をがっかりさせてしまいます。

なるべく「ペット」や「動物」という言葉は使わない。
お客様はペット達をペットとは(ましてや動物とは)思っていません。
大切な家族とおもっている子をペットと呼ばれると(動物扱いされると)心外と思われる方もいらっしゃいます。面倒ですが、ワンちゃん・猫ちゃんと置き換えたりします。

たとえばシッターや介護士だったら「お世話してあげます」という姿勢はいけません。大切な家族であるペット達に「世話してやってる感」がでてしまったら適切ではありませんね。「お世話させて頂きます。」といった方が正解です。生体販売を志すにしても「犬を売る」のはアウトですね、売ることには違いなくても「お譲りする」「お引き渡しする」などの言葉を選ぶべきでしょう。「生体」も「販売」ももちろん印象は良くありません。トレーナーの業務を説明する際も、「訓練」という言葉自体に難色を示す方もいます。「トレーニング」や「しつけ」と言い換える方がより好まれる表現となるでしょう。見え方1つでも「躾」よりは「しつけ」の方が優しく感じますね。

お客様やペット達への「敬語のレベル」は最初とても悩むものです。分かりにくい時はイメージとして、お客様のことを「乳幼児をお持ちの親御さん」だと思ってみてください。ペットを子供だと思ってお話しすれば、間違いなく失礼のない敬語が出てくるでしょう。

「表示」

動物取扱業の登録時に役所から指示があると思いますが、動物取扱業の詳細と登録番号は必ずホームページ上に明記しなければなりません。
家に責任者証を額に入れて飾ってあるから。。。といっても言い訳にはなりません。
必ず表示の欄を設けましょう。

「自分の写真」

自分の顔写真をアップするのは抵抗がある・・という方は意外に多いものですが、業務として割り切って考えてみてください。
たとえばシッターの場合、お客様は自分の留守宅に鍵を持って入って来る人、を探しています。どんな方が打ち合わせに来るのか、自分の愛犬愛猫を世話してくれるのか、顔が見たいのが当然です。
自分がもしペットシッターをホームページを探すとしたら、名前だけ書いてあって顔が分からないシッターさんよりは、犬や猫を抱いてニッコリ笑っている写真をキチンと公開しているシッターさんの方が絶対に信用できるのではないでしょうか?

トリマーさんやトレーナーさんにしても、自分の大切な愛犬愛猫をまかす相手として、しっかり品定めしたいのが親ごごろというもの、やはり顔は見える方が信用がますものです。
むしろココは一世一代の素敵写真を用意して、思い切りご自分をアピールしていただきたい所です。

余程の絶世の美女でないかぎり、そうそうホームページに顔写真を載せたからと言ってすぐにストーカーが増えるわけでもありません・・安心されてくださいね。

「色やデザイン」

各店舗のコンセプトに沿って作るべきですが、基本的には「明るく」「清潔に」ペット関係のホームページだなと理解できるページにする事は必要でしょう。見やすさ、操作のしやすさ、軽さ、も大切です。

「第一印象」

ホームページを初めて開いた人は第一印象で「そのまま読む」か「閉じる」かを決めます。
統計的にもこのページは読みたくない、と思われた場合開いてから3秒以内に消されてしまうとされています。
パっとページが出てきた時に「あ、読みたいな」と思ってもらえるページを作ることが何よりも大切です。
また最近は見られなくなりましたが凝った動画や音楽などを入れてデータの重いホームページを作ってしまい
表示されるまでに時間がかかるのは論外です。(待っている間に消されてしまい見てもらうことすらできません。)
こざっぱりとした清潔感のあるページを心がけましょう。

またホームページの「見え方」はそれぞれのご覧になるパソコンとブラウザの種類、その設定でも大幅に変わるものです。自分のパソコンでキレイに見えているからと満足せず、友人のパソコンやスマートフォンなど、いろいろな環境から自分のホームページを見てみて、どのように世間から見られているかをチェックする必要があります。フォーム動作の確認なども時々自分でチェックしましょう。
<固定電話の必要性>
ホームページ上やチラシに「ご予約はこちら」や「お問い合わせはこちらから」と電話番号を表記することになりますが、やはりお客様から見た時には携帯番号のみの表記ではなく、お店としての固定電話番号があった方が印象は良いと思います。
そんな時代ではない・・といえばそうも言えますが、お客様には中高年以上の方も沢山いらっしゃいます。やはり携帯番号のみの連絡先は不安感をもたらす可能性が高いと言えるでしょう。
電話会社を選べば、月額1300~くらいで契約できるところもあるようです。
固定電話から携帯電話に転送することも可能です。

また携帯電話を主に使うとしても、防犯的にはプライベート用の携帯以外にもう一つ仕事用の携帯電話をお持ちになると良いかもしれません。
<実際に使う書面について>
それぞれの業務で実際に利用する書類に関しては、マニュアル上からダウンロードしていただけるようになっています。(マニュアルトップのメニュー「各種営業用書類」参照)
美しい書面は接客サービスの基本です。完成度の低い書面をお客様にお渡しするのは大変失礼なことで、PACのブランド自体をおとしめるものですから、必ず常に綺麗な書類を使用して下さい。印刷環境に不安のある方、カラー書類をカラープリンタで印刷することが出来ない方、仕上がりが美しくない方は、本部に印刷をその都度ご依頼ください。(印刷と送付は原則有料です)
本部にご依頼頂き元の書類をお手元にご用意の上で、カラーコピーで対応いただいても大丈夫ですが、書類は常時更新されますので、常に新しい書類を利用する様に注意してください。

PACの書類テンプレートを利用しご自分なりにカスタマイズしてご利用いただいても構いません。その際は「より詳しく」「より素敵な」ものになるようお願いいたします。
<名刺・チラシなど販促資材について>
PACのテンプレ形式による名刺とチラシなどをお作りしています。(一部有料)
お気軽にご利用ください。
(マニュアルトップのメニュー「名刺を作る」「チラシを作る」参照)

ご自身で独自に印刷物をお作りになる場合、イラストレーターのデータでPACのロゴやPACのイラストをお渡しすることも可能です。ご希望がありましたら事務局までご相談ください。