サービス範囲(依頼をお受けする場所・出張費との兼ね合い)
特に最初のうちはどんなに遠いお客様でも、1人でも多くご依頼を受けたくなるものですが、実際にシッター業務をこなすにあたって「遠方のお客様」はかなり大変です。お客様のお宅に行くのに往復2時間3時間かかっては、業務としてはまったく割に合いません。

別にそれなりの出張費をいただけば良いともいえますが、お客様に追加で1,000~3,000円いただいても赤字がなくなる程度でしょうか。遠方でも打ち合わせにも行かなければいけませんし(基本的に打ち合わせは無料としていることが多く、打ち合わせで断られては元も子もありません)そのお客様がリピーターになってくださった場合、繁忙期にご依頼をいただいても出張時間が長過ぎて他のお客様の件数がこなせなくなってしまう為、お断りすることになるでしょう。お客様にも出張費と交通費をプラスでご負担いただくのは申し訳ないかもしれません。

お電話で最初にお客様のお住まいを聞くのはその為です。
もし遠いところからお電話をいただいたときは、諸々の事情をお話しの上で「お近くのペットシッターさんを探されて、見つからなければまたお電話いただけますでしょうか?」とお伝えすると柔らかいと思います。

効率的に考えれば、往復で1時間~2時間の範囲で複数のお客様をグルグル廻ってこなしていくのがベストです。
身近な範囲で営業をしていた方が何かあった時にも直にかけつけて対処できるので「安心」ともいえます。
お散歩中にトラブルになったときなども、ある程度土地勘があった方が対処しやすいものです。
ホームページなどに受付可能範囲を記載する際、このようなことを参考にしてみてください。