老犬・高齢犬の運動>
高齢になってくると動きも不活発になり、寝てばかりのことが多くなってきます。
動きたがらないからと散歩も休みがちになってしまうところですが、動かなければ筋力も落ちてくる上に、関節の動きも硬くなってきます。
少しでも体を動かす・
外の空気にあたるということは体や脳を刺激して心身に良い影響を与えますので、無理のない範囲でできるだけ適度な運動をさせましょう。

自力で歩けるのであれば、その子のペースに合わせてゆっくり歩くだけで構いません。
後ろ脚がふらつく子は、歩行補助ベルトなどを使って歩くのを手助けしてあげます。
前脚も踏ん張ることができず立てない子の場合は、体を起こさせてフセをさせるだけでも運動になります。

例え寝たきりであっても状況が許すのであれば、抱っこやカートに乗せて外の空気に触れさせてあげましょう。特に寝たきりの子には、マッサージしながら脚の屈伸運動をしてあげると良いです。足先をくるくる回してみたり、さすったり、指圧してみたり。
体がこわばるのを予防しながら、血行を促す効果もあります。