<犬の老化について>
ペット介護士たるもの、犬や猫の老化現象についてはよく理解しておきたいものです。
犬は人間に比べて成長のスピードが速く、老化も速いものです。犬の年齢と人間の年齢を比較すると、犬は最初の1年強で成犬に達し、それ以降、1年ごとに人間の4〜5倍の年をとることになります。飼い主は子犬を迎え入れた後、10年前後で愛犬の老化に直面することになります。
一般的に小型犬よりも大型犬の方が成長が速く、老化も速いです。 また個体差はあるものの、大型犬は小型犬に比べると寿命が短い傾向にあります。

犬の老化の兆候
若い頃は好奇心旺盛だった愛犬も、高齢になると行動意欲が低下し、物事に対して無関心になることが多いです。小型犬では10歳、大型犬で7歳を過ぎる頃から老化の兆候が見られるようになり、視覚・聴覚・嗅覚などの感覚が徐々に衰え、素早く反応することができなくなります。
愛犬の老化が進んで感覚や体力がかなり低下している場合でも、生活環境が変わらない状態では外見上は支障なく生活しているように見えることがあります。
飼い主はペットの日常の行動に注意を払い、老化の兆候を見落とさないよう観察する必要があります。

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