| <健康面のトラブル> |
| 生体販売に関するトラブルの主要なものは、販売後の生体の健康に関するものです。 商材として生体を扱う以上、これを回避することはできません。 お客様は当然「販売した側の」ショップ(私たち)にクレームを申し立ててきますが、このトラブルの原因はブリーダーに由来するケースがほとんどと言っても過言ではありません。軽い寄生虫くらいでしたら謝罪し薬を飲ませて様子を見ていただけば解決しますが、治しようのない遺伝病や対処のしようがない先天性の疾患など、どうしても「謝っても済まない」問題が出てきます。 たとえ元を辿ればブリーダーに責任があったとしても、100%その責任は販売者が取らねばなりません(悲しいことですが)業界の慣例としては、ブリーダーから子犬を仕入れた(引き受けた)時点で、その生体を仕入れた販売者に全ての責任が移行しています。もし(知らずに)病気の犬を仕入れてしまったのだとしたら、それはその販売者の「目利き」能力の低さと見なされます。 昔は「10匹ころして1人前」などと平気で言われた業界です。「一目で生体の健康状態を見抜き、悪い状態の生体は仕入れない」その境地に至るまでに何年も何十年もかかるということです。本当に難しいことですが、「生体を仕入れる」ということはペット販売業の基本中の基本であり、商売成功の鍵は全てここあります。 とにかく慎重に、万全の準備をして仕入れに臨まなければなりません。 |
