<地域性について>
ドッグトレーニングの需要は本来なら全国的にすべての犬種に等しくあるもののはずです。「ドッグトレーナー」という職業については世間的にかなりの認知度があるともいえるでしょう。そうは言うものの、では「職業としての」需要が全国区であるかというと…淋しいことですがそうでもないのが現状といえます。

特にいまだに外飼いの犬が多く、鎖で繋がれた番犬が多いような地域では、正直に言って「お金を払ってまでしつけを学ぼう」と思う愛犬家がどの程度いるかは難しいところです。トレーナーとしての開業を目指すにしても、トレーニング1本ではなかなか厳しいものがあるでしょう。「トレーニング  =  警察犬訓練」としか考えていない方もまだまだ多いものです。

最低限必要な売り上げや開業時の環境、ご自分のスキルによってどんなスタイルを選ぶかは変わってきますが、トレーニングだけで集客が見込める地域なのか、総合的なペットサービス事業を目指してその中の1つのメニューとして「ドッグトレーニングもやっている」という形が現実的なのか…ここは冷静な判断が必要です。