<犬を逃がしてしまった>
絶対にあってはならないのですが、それでも時々起こります。
犬は野生の本能を持ち続けている動物です。
いざという時には普段は見せない信じられない力とスピードを発揮したりします。

ホテルのドアを2重・3重にしておくのは当然ですが、それでも別のお客様が入って来たタイミングなどで一瞬の隙をつき逃走する子もいます。
お散歩中に急に現れた車やクラクションの音、犬の鳴き声に驚いて突然勢いよく走り出す…などということも起こります。どんなに大人しい良い子でもお散歩時のリードはしっかりと手首に巻き、絶対に離さないように気を引き締めて持ちましょう。
いつも穏やかな犬でも何かあると信じられない力を発揮しますので注意は必要です

扱いに自信のない方は、基本トレーニングの研修を受けていただくと良いと思います。
難しいトレーニングはできなくても、基本の犬の扱い方をプロのトレーナーから学ぶだけで大分余裕がでてくるものです。
リードの持ち方、犬の歩かせ方、扱い方、犬の動きの予測、そしてもし逃げられたら時の対処方法など、常に考え注意深く散歩に連れて行くことが重要です。

もし本当に逃がしてしまったら…もちろん見えている間はとにかく捕まえることに全力を注ぐしかありません。自分だけで走ってもまず無理ですから、近くにいる方に声をかけ協力を頼みましょう。そもそも走って追いかけてはいけないのは基本ですね。
捕まえることができずもし見えなくなってしまったら、とにかく探しながら即座にお客様にご連絡し、逃がしてしまった場所をお話ししてどこに逃げる可能性があるかのご相談をするべきです。

そのまま自宅に戻ってしまう子もいれば好きな場所に行ってしまう子、お散歩コースを一人で回る子、様々ですがとにかく見つけるまであらゆる手段で探し続けるしかありません。
本格的に捜索を始める際には警察・保健所への届けを始め、動物保護施設への照会等も必要です。