<ペットの介護の現状>
ペットの寿命はこの先も伸び続けると考えられます。
ペットの介護は特別なケースではなくなり、すべての飼い主が直面する問題となるといっても大げさではありません。
基本的に飼い主が自分のペットの介護にあたることになりますが、飼い主が仕事を持っている場合の時間的問題や飼い主ご本人が高齢である場合の体力的問題などから、訪問介護に依頼するケースも増えてきます。
多くの飼い主はペットと過ごした時間は長くても、体力の衰えたペットの介護経験を持つことは稀で、寝たきりのペットをどのように介護すべきか悩むものです。
介護に体力と時間が思った以上にかかり、その重労働に飼い主が悲鳴をあげてしまうケースも少なくありません。
ここでようやく「要介護」で「お手伝い」が必要な状態になったと気付くのです。栄養・衛生を中心とした専門知識と介護実務の高度な経験をもったペット介護士が今後必要とされることは間違いありません。
ペット介護士の支えによって、ペット達の介護の苦痛を和らげると共に、飼い主の体力的・精神的な困難にも対応していくことが出来れば、今後のペット高齢化社会のより良い姿が見えてくるのではないでしょうか。