ペット介護士マニュアル
トップ
<犬の老化について>
 

介護士たるもの、犬や猫の老化現象についてはよく理解しておきたいものです。

犬は人間に比べて成長のスピードが速く、老化も速いものです。犬の年齢と人間の年齢を比較すると、犬は最初の1年強で成犬に達し、それ以降、1年ごとに人間の4~5倍の年をとることになります。
飼育者は子犬を迎え入れた後、10年前後で愛犬の老化に直面することになります。一般的に小型犬よりも大型犬の方が成長が速く、老化も速いです。
また個体差はあるものの、大型犬は小型犬に比べると寿命が短い傾向にあります。

●犬の老化の兆候
若い頃は好奇心旺盛だった犬も、高齢になると行動意欲が低下し、物事に対して無関心になることが多い。
小型犬では10歳、大型犬で7歳を過ぎる頃から老化の兆候が見られるようになり、視覚、聴覚、嗅覚などの感覚が徐々に衰え、すばやく反応することができなくなる。
犬の老化が進み、感覚や体力がかなり低下している場合でも、生活環境が変わらない状態では、外見上は支障なく生活しているように見えることがある。
飼育者はペットの日常の行動に注意を払い、老化の兆候を見落とさないよう観察する必要がある。

 

 
<自立能力を評価する>
 
老化は日々に進行していきます。 定期的、客観的な自立能力の評価は、動物の老化の度合を正 しく認識するために役立ち、その後の介護方法の見直しにも役立ちます。
自力で食べる、自力で歩ける、自力で排泄できる、などの基本的生活力について、人の介助を必要としないレベルを基準値「0」として定数的に評価する仕組みをとり入れると認識しやすいでしょう。介護項目別の介護度数を集計し、動物のサイズごとの基本料金に乗じて介護料金を算出するのが公正な方法と思われます。

 

 
<治療中の動物の介護>
 

ペットの介護士の仕事は老齢ペットの日常生活の介助であって、病気の治療など医行為を行う事は絶対にできません。
医行為の範囲については、介護士とお客様が共通した認識をもつ必要があります。事前の打ち合わせで充分にご理解いただくことが大切です。
特に、介助する動物が獣医師によって治療中の場合には、医行為の範囲を厳格に解釈する必要があります。

仮に人の介護現場の解釈をペットにそのまま当てはめた場合には、
介護の内容によっては必要に応じて「ペットの容態が安定しているかどうか」を獣医師に確認した上で行うことが必要になります。
この先、ペットの介護現場でも医行為の解釈が変わって行くことが予想されます。世論や各種の情報に敏感に対応することが重要です。
ペットの医行為について下記に獣師法から参照にされてみて下さい。

参考<介護士と医行為について>

獣医師法第17条によって、獣医師以外の者が飼育動物の診療を業務とすることは 禁じられている。
獣医師法第十七条(飼育動物診療業務の制限) 獣医師でなければ、飼育動物(牛、馬、めん羊、山羊、豚、犬、猫、鶏、うずらその他獣医師が診療を行う必要があるものとして政令で定めるものに限る。)の診療を業務としてならない。

 

ペット介護士が医行為を行うことは、法律に違反することになり、ペット介護士として業を行う場合、どの行為が医行為であるかについて知っておくことは重要です。
ペット介護の分野については現段階では法解釈についての詳細な資料はありませんが、人の介護に関する厚生労働省の通達を参考にすることができます。

 
<介護方法>
 

介護のなかでも特に多い症状を3つ紹介いたします。

1、介護の中で大型犬に限らず、寝たきりになった高齢犬では高い確立でおこす症状、床ずれ。
2、人間でも完治は困難とされ、時間限らず問題が起こるので介護する人間が困難と言われる、痴ほう。
3、最終的には必ず通らなければならない介護の一つ、排泄の介助。

●犬の床ずれ

犬の床ずれは、犬が長期間にわたって同じ姿勢で寝たきり等になった場合に起こる。
特に腰や肩、人間で言うところの前脚の手首にあたる部分や後ろ脚の踵など、圧力がかかりやすいところは床ずれになりやすい部分である。
床ずれは、内部組織のダメージが発生初期には表面から目では確認できないために患部の状態がかなり悪化した状態で発見されることが多い。
床ずれのでき始めの状態である皮膚表面の発赤を見落とさないことが、早期発見のためにきわめて重要である。
発赤の段階で気が付けば、適切なケアを行うことで床ずれの悪化を防ぐことが可能である。
寝姿勢を続けることの多い犬の介護に際しては、注意深く皮膚の状態を観察することが大切である。
床ずれは高齢犬に特有の疾患ではなく、体重の重い大型犬の場合には若年の場合にもしばしば見られる。犬の体(主として骨の隆起部)と寝床の支持面との接触局所で血行循環が不全とな って壊死が起こり、組織の欠損、皮膚潰瘍に至る疾患である。一般に犬の床ずれは組織の欠損段階に至ると慢性的に経過して治り難いので、予防策を講じることが重要である。

床ずれ発生の要因 = 圧力 × 時間

「圧力」とは組織に垂直に作用する体圧と、組織と支持面の間の摩擦状態を言う。「時間」とは同じ姿勢を長時間続けることを言う。「圧力」を分散すること、同じ姿勢を続ける「時間」を短くすること、は床ずれの有効な予防法である。ムートン(羊毛皮)やウレタンフォーム、エアマットなど体圧を分散できる寝床を用意して局部の減圧を行うことが予防に役立つ。床ずれ予防のためにもベッドの素材を柔らかいものにするのがベストである。最近では床ずれ予防効果のある犬用介護ベッドが市販されており、人間用の低反発マットなどで代用することもできる。定期的に体位変換を行う(身体の下になる面を入れ替える)ことでも床ずれの発生 を予防できる。 床ずれ発生の内的因子としては、加齢、貧血の他、低栄養状態などが考えられるので改善を図るべきである。

床ずれの治療
床ずれができてしまった場合には、患部の治療を行なうと同時に、それ以上の進行を止めるために、除圧の工夫や栄養状態の改善を並行して行う。
除圧や全身状態の改善に注意が払われないと、床ずれの回復は遅れ、場合によっては悪化につながる。
床ずれの症状は、患部が痂皮や滲出液、壊死物で被われる炎症の強い時期と、肉芽の上皮が形成される再生の盛んな時期に分けることができる。
床ずれ治療の基本は「洗浄」であると言われている。できるだけ多い量の流水(ぬるま湯)で患部を洗浄し、膿、滲出液、細菌を洗い流すことが重要である。
ポケット(皮下に広がった腔)を形成した床ずれでは、ポケットの中も十分に洗浄 する。
水の力で洗い流すことが重要で、ガーゼなどでこすってはならない。特に健康な肉芽が形成され、上皮が再生されつつある段階で力を加えると出血や剥離が起こり、治癒を遅らせる結果になる。 消毒薬は獣医師の指示により使用するが、患部を消毒することによって症状が改改善すると思い込まない方がよい。 化膿していない患部は、洗浄が十分に行なわれればむしろ消毒の必要はなく、肉芽 の形成、上皮の再生が見られる段階では消毒薬の多用は避けるべきである。 一般に消毒薬は規定の濃度で使用しないと効果を発揮しないため、洗浄液に消毒薬を混ぜても、消毒効果は低い。患部は滲出液の多い炎症期には湿潤状態を避ける介護を行うべきであるが、治癒過程では乾燥状態は望ましいものではない。患部は治癒を円滑に進行させるために適切な湿潤状態を保つことが必要である。 床ずれの治療に際しては、患部の深さや症状によって、獣医師による外科的な切開、 汚染物質、壊死組織の切除が必要である。 ハサミやメスによって痂皮を切開、切除することを外科的デブリードメントと呼ぶ。

ウレタンを使った床ずれ予防マット
(四隅の持ち手を使って寝返りの補助や室内の移動に利用できる)

●犬の痴呆症

高齢の犬にも人間と同様に、痴呆症(認知症)があらわれることがある。
痴呆症発症のメカニズムは完全には解明されておらず、人間の場合と同様に完治することは困難である。
一般に猫は犬より痴呆症になりにくいと言われ、犬では日本犬や日本犬とのミックス犬に痴呆症の発症が多いと言われている。
痴呆症の原因と考えられているのは、脳梗塞や脳出血など脳の血管障害、老化に伴う脳神経細胞の減少、体内に酸化物質が蓄積することによる老化の進行、脳内へのβアミロイドタンパク質の蓄積などであり、人と同様にすべての犬に発症の可能性があると言える。
痴呆症を発症した犬は、理由もなく鳴き続けたり、旋回運動を繰り返したり、突然動かなくなったり、体を壁にぶつけたりと、飼育者が困惑するような問題行動をおこすようになる。
認知機能の障害が進むと日々の生活習慣を忘れ、飼育者を見分けることすらできなくなったり、散歩先から戻れなくなることもある。
これらの症状に対して飼育者は、犬の生活環境から危険なものを取り除くなど、危険の回避策を実行して柔軟に接する以外に解決策はない。

・犬の痴呆行動の一例

 昼夜が逆転し、昼間は寝ていて夜に起きている
 夜中に大声で鳴き続ける
 徘徊する
 円を描くように同じ所を旋回する
 感情のコントロールができず攻撃的行動をとる
 呼びかけに無反応になる
 家族と他人の区別がつかない
 暗く狭い所に頭を入れている
 狭い場所で後退ができない
 排泄の習慣を忘れ、失禁が多くなる
 異常な食欲増進

・犬の痴呆行動に対する対処

(夜鳴き)
 夜鳴きは犬が昼夜を逆に認識していることが原因で起こる場合が多い。
 一般に高齢になると、昼間の時間帯に寝ている時間が長くなる。
 昼夜が逆転している場合には、昼間は散歩など適度な運動を促し、日光浴をさせて体内時間を正常に戻させる工夫をするのが効果的である。
 部屋の明るさの調節でも、昼と夜を明確にして、過去の正しい生活のリズムを取り戻せるように努める。
 飼育環境によっては孤独や不安が原因で夜鳴きすることも考えられる。
 屋外で飼育している場合には、夜間は玄関内に入れるなどの対策で夜鳴きが止まる例が多い。
 室内での飼育の場合にも、飼育者の気配のする場所で寝かせることが解決策になることもある。
 あらゆる対策によっても状況が改善しない場合には、獣医師に相談して睡眠薬を処方してもらうことも可能である。

(徘徊する)
老化の進み具合によって、高齢犬はさまざまな神経症状を現わし、異常な行動を繰り返すことがある。
徘徊は夜鳴きと共に飼育者が最も困惑する高齢犬の異常行動の一つである。
一定の速度で一方向に歩き続けるのが特徴で、方向転換がうまくできず、行き止まりでも後に戻ることをしない。
徘徊に対する有効な対策はないが、部屋やサークル内の角をなくして円形に近いスペースを作り、徘徊する犬がその中で回り続けるようにすると、やがて疲れて眠るので夜泣きの予防にもなる。無意識に行動する犬が怪我をすることのないよう、安全な環境作りを心掛ける必要がある。
やや痴呆の症状が出てくると、前には進めるものの後ろに下がることができず、家具の間や狭いところにはまり込んでしまうことがあり、意味もなくただふらふらと歩き続けることもある。
家具の隙間などはなるべくなくすとともに、犬から目を離す時はお風呂マットのようなクッション性のものをサークル状にして、その中で歩かせておくとケガの予防になる。

(攻撃的行動)
高齢犬は視覚や聴覚の衰えによって逆に感覚的には過敏になっており、外界の変化に対して恐怖心を抱いていることがある。
突然の物音や振動に過剰に反応し、危険を回避するためにとっさに攻撃行動に移ることがある。
飼育者と他人の区別がつかない段階に至った犬の場合には、飼育者であっても不意に近づくことを避けた方がよい。
近づく際には正面から声をかけながら近寄り、不安を最小限にする方法で犬の体に触れるようにする。
高齢犬の攻撃的行動を抑止することは困難である。
手を出すと威嚇動作をする高齢犬に対しても、驚かず、叱らず、普段通りの思いやりのある態度で接することが肝要である。
高齢犬の感覚を呼び起こし、生活習慣を取り戻させる努力を続けることが老化のスピードを遅くする唯一の対策と言うことができる。

●排泄の介助が必要になる時

高齢犬の介護の中で最も工夫と配慮が必要になるのが排泄の問題である。
犬の習性から考えて、犬が自分の寝場所や居場所を無意識に排泄物で汚すことは考えられない。
排泄は動物の基本本能であり、排泄についての習慣は高齢犬といえども完全に忘れ去ることはない。
高齢犬が失禁したり、決まった場所以外で排泄をするのはよくよくのことであり、飼育者は怒ったり、当惑したりするのではなく、この問題を真剣に考えるべき時が来た、と認識を新たにするべきである。
時々失敗が見られる初期の段階では少なくとも、犬は決められた排泄場所に向かおうとしたはずであり、何かの事情でその移動が困難だったために、トイレ以外の場所を汚したと考えられる。この段階での配慮のポイントは次の様なものである。

  (1)叱らない
  (2)トイレの場所を工夫する
  (3)時間を決めて排泄をすすめる

特に高齢犬の失禁に際しては「叱らない」ことが原則である。
介護者はトイレの位置を再考して、失敗させない工夫、失敗を少なくする工夫、さらに失敗されても処理のしやすい工夫を行うことに努める。
食事の後、寝覚めの後などにトイレに誘導して排泄を促すことも効果的である。
一般に、立ち上がることが困難になった高齢犬であっても、尿意や便意を覚えると自ら決められた排泄場所へ行こうとするものである。
通常、犬に寝たきりの姿勢で排泄させるのは困難である。散歩の途中で排泄する習慣があった犬は、室内で排泄することにすら罪悪感をもっている場合が多い。人の力によって排泄場所へ移動させ、人の手で体を支えてでも排泄を助けることは望ましいことである。
食事や散歩、排泄についての習慣は犬の基本的で重要な行動であって、可能な限り犬の意志に添って対応してやりたいものである。
「排泄場所に連れていってもらえればできる」段階の犬に対して、オムツで対応しようと言うのは尚早である。
 失禁や排尿回数が多いことを理由に、飲み水の制限をすることはあってはならない。
 排泄に人の介助が必要な段階に入ると、介護者の負担を軽減するための配慮も欠かせない。

  (4)介助のしやすい環境作り
  (5)食餌内容の工夫

トイレシーツを取り替えたり、排泄物を処理しやすいようトイレ回りの環境を整え、衛生状態を高度に維持するように努めなければならない。
たとえ汚れても簡単に掃除ができるように工夫することも重要である。 カーペット敷きの床よりもフローリングの方が掃除はしやすい。
排泄の後には局所的にシャンプーをする必要が生じることも多く、長毛犬の場合には後躯、少なくとも肛門回りの被毛を短くカットするなど、生体を清潔に保つための工夫も必要である。一般に運動量が減った高齢犬は便秘がちとなる。
食餌は繊維質の多いものを与え、重度の便秘には獣医師の指示のもと、整腸薬を投与することも考える。 
高齢犬とは言え、無理のない範囲でわずかでも定期的に運動をさせることはあらゆる観点から望ましい。
いよいよ排便ができなくなった犬の場合は、最終手段として肛門から指をさしこみ、直腸に溜まった便を掘り出す(摘便)ことが行われる。
薄手のビニール手袋に、滑りを良くするための石鹸水をつけ、肛門から指を入れて便を掘り出す。
この作業は指の爪を短く切って行うことが肝要で、腸壁に傷をつけることのないよう慎重に行わなければならない。

・オムツの使用
介護のための人手、時間がとれない場合にオムツを使うことは選択肢としては正当である。
しかしながらオムツは排泄物を包んで犬の体にくっつけている状態であるので、オムツを取り替え、体を清浄にする手間は実は大変なものとなる。
オムツは「汚れを漏らさない」と言う、介助者側のメリットを考えて作られたものである。
多くの飼育者が、オムツを使う前の段階でとどまり、人用、犬用の介護用品を駆使して排泄の介助をしているのが現状である。
排泄の度に、できるだけ速く片付けることが、人にも犬にも望ましいことは言うまでもない。
犬自身に残された力と、飼育者の工夫を合わせることによって、一歩でも老化を遅らせようとする努力は尊いものである。

・最終的な排泄介助
立っているのが難しくなれば介助をし排泄場所に誘導する。自力排尿排便が難しくなれば定期的に搾り出す。尿がすべて出きらずに膀胱に残っていると、細菌が繁殖しやすくなり、膀胱炎になってしまうことがあるため出しきらなければならない。やり方についてはかかりつけの病院で指示を受けなければならない。

 
<老犬の食事>
 
高齢になってくると消化機能も低下し、栄養を吸収しにくくなってきます。タンパク質の合成能力が低下するとともにタンパク質不足によって筋肉量も落ち、免疫力の低下や貧血を招くこともあります。良質で消化のいいものを与えるようにしましょう。同様にカルシウムの吸収も少なくなり、骨も弱くなってきます。バランスのいいカルシウムとリンを与えて骨粗しょう症を予防しましょう。腸の運動も不活発になり、便秘になりやすくなるのがシニア期。適度な食物繊維は便秘を予防します。病院での血液検査で状態を確認しながら獣医の意見を参考に病院食への変更やサプリメントで補いましょう。
首を下げて食べるのがだんだんと負担になってきますので、食器を台に置き高さをつけたりすると負担を軽くすることができます。
立てなくなった子の場合は、フセの状態が保てるならその姿勢で、少しでも頭が体より上の位置になるようにクッションなどで工夫して食べさせましょう。寝たままで食べさせると、場合によっては食べ物が飲み込みきれず、食道に引っかかってしまうことがあります。
流動食になった子では、シリンジ(針のない注射器)やハチミツの容器などを使って、口の横から少しずつ流し込んであげます。この時、注意したいことが一つあります。特に抱っこをして食べさせる時、顎をグッと上に向かせて食べさせると誤って気管に入ってしまうことがありますので気をつけてください。また高齢犬は水を飲む意識がやや低い傾向にもあり、水分が足りなくなると尿が出にくくなるため、新鮮な水を適量飲ませてあげるようにしましょう。

 
<老犬・高齢犬の運動>
 
高齢になってくると動きも不活発になり、寝てばかりのことが多くなってきます。動きたがらないからと散歩も休みがちになってしまうところですが、動かなければ筋力も落ちてくる上に、関節の動きも硬くなってきます。少しでも体を動かす、外の空気にあたるということは体や脳を刺激して心身にいい影響を与えますので、無理のない範囲でできるだけ適度な運動をさせましょう。
自力で歩けるのであれば、その子のペースに合わせてゆっくり歩くだけでかまいません。後ろ脚がふらつく子は、歩行補助ベルトなどを使って歩くのを手助けしてあげます。前脚も踏ん張ることができず立てない子の場合は、体を起こさせてフセをさせるだけでも運動になります。たとえ寝たきりであっても状況が許すのであれば、抱っこやカートに乗せて外の空気に触れさせてあげましょう。
特に寝たきりの子には、マッサージしながら脚の屈伸運動をしてあげるといいでしょう。足先をくるくる回してみたり、さすったり、指圧してみたり。体がこわばるのを予防しながら、血行を促す効果もあります。

 
<安心できる寝場所>
 
高齢になってくると、犬も人を恋しがるようなところがあります。家族と一緒にいることが安心できるのでしょう。これまで自分専用の場所で寝ていた子が、家族が集まるリビングで寝たがったり、飼い主のベッドの近くで寝たがったりというようなことはよくあります。一方で騒々しさを嫌うようにもなりますが、なるべく家族の目が届いて、安心できる寝場所をつくってあげましょう。

 
 
 
ペット介護トップ
開業準備
広告・営業活動
実業務の詳細
トラブル対策