<ペットビジネスとインターネット>
コンピューターは情報処理の分野で万能とされる時代が長かったが、インターネット上での商取り引き環境が整備されるに及んで、物販を中心とするペットビジネス事業者にとっても必須のツールとなった。一般家庭へのコンピューター普及の原動力となっているのはインターネットの急成長によるものである。 従来の印刷媒体によるカタログ通販の頭打ち感を尻目に、加速度的な伸びを示すインターネット・ショッピング市場は、まさに次世代の消費の流れを予言するものとなっている。インターネットによるペット関連商品の通信販売や、サービスの告知活動は今後ま すます普及し進化すると考えられる。
<基本のコンピューター用語>
●フォーム
ホームページ上で読み手にメッセージを入力してもらうための特殊なスペース。
通信販売では「申込書」に、生徒募集では、「入学案内請求書」と言うように、双方向通信の返信欄として使われる。

●サーバー
制作したホームページを内包い、配信サービスを提供するコンピューター。
24時間インターネットに接続されている。

●ドメイン
インターネット上の組織や団体名を現す文字列。自分のドメイン名を準政府機関に登録する事により保護される。

●デジカメ
デジタルカメラ。従来のカメラのように現像、紙焼きなどを行うのではなく撮影した写真データをそのまま送信したりホームページ上に貼付けたりできる。

● Eメール
電子メール。コンピューターた端末機器で作成された通信内容を電話会sんを使用」してやり取りする電子手紙のこと。デジカメで撮影された写真など添付して送受信する事ができる。

●ホームページ
個人や組織がインターネット上でメッセージを発信するためのメインページで、通信ソフトを軌道した場合最初に現れる画面の事。
情報が掲載されたページにはここからリンクしていく。
通信販売、会社案内など多様な用途が考えられる。

●インターネット
無数のネットワークに接続されたコンピューターから成る世界規模の巨大な分散ネットワーク。主宰者は存在しない。

●パソコン
パーソナル・コンピューター。大規模な事業用コンピューターと区別される。

●ショッピングモール
インターネット上の仮想店舗。集客力のあるショッピングモール内にホームページを於く事で高アクセスが期待できる。

●プロバイダー
インターネットの接続窓口。インターネットを始める時はまずプロバイダーに加入する必要がある。
一般個人はプロバイダーを通じてインターネット上のホームページを交信する。

●アドレス
インターネット上で交信するためのホームページやEメールなどの個々の住所

●サイト
お互いに関連し合った情報の集まり。ホームページの事。
<インターネットの効用>
インターネットは特定の物販業者の業態を大きく進化させる力を持っているが、逆に在来の商法を低迷させることもある。ペット業界の中でもとりわけ生体の販売は利幅が大きいが、このことを可能にしていたのは、生体の生産者(ブリーダー)と消費者の間に情報交換の手段がなかったからである。インターネット普及のスピードはきわめて早く、既に、あらゆる子犬の情報を消費者に提供する所まで来ている。月間数万部程度発行の愛犬雑誌とは比較にならない規模の情報がインターネット上で飛び交っているのである。ブリーダーによる情報発信は今後さらに加速され「生ませた人から育てる人へ」子 犬を譲渡する通信直売のホームページが増加すると予測される。
ペット関連業界でいち早くインターネットを活用して成果を挙げているのは、動物関係の専門学校である。募集対象生徒の世代がインターネット世代と一致していることもあってか、インターネット無しでの生徒募集は考えられない所まで来ている。
インターネット市場の特性は、目的のホームページへ到達する検索の過程でその商品やサービスに適合した消費者に絞って広告することが可能な点である。双方向特性によって販売者と消費者が直接深い関係で繋がりを持つことのできる、全く新しい構造がインターネットである。しかも印刷媒体とは比較にならない安い費用で、早く正確に商品情報を伝達できるのがインターネット上の消費者市場である。インターネットの世帯普及率は日本で商用サービスが開始されてからわずか5年で10%を達成した。ある機器の世帯普及率が10%を超えるまでに電話が76年、ファックスが19年、携帯電話でさえ15年かかっている事実から見れば、インターネットを取り巻く環境がいかに急成長したかが分かる。
ペットショップの開店には多くの資金を必要とし、開店後も人件費など継続して経費の支出が伴う。かつ開店地域の事情が業績を左右し、自店を中心とした限られた地域での展開を余儀なくされる。ホームページ公開による通販ビジネスの開業では、初期費用、維持費用共に極めて安価であり、全国域を対象としたビジネス展開が可能で、公開者の住所地の問題は営業成果に影響しない。インターネットの特性である双方向性は、ペットのように同じものが2つとない商材の紹介に向いている。インターネットのホームページには、特別の技術を要さず、子犬の写真を簡単に貼り付けて即時に公開することができる。専門誌に出稿していた時代は1ヵ月前の締め切りに合わせていたことに比べると、夢のような進歩である。 しかも専門誌による販促広告は、その商品を必要としない多くの消費者を含む不特定の読者に対して高額な費用を費やして商品の紹介を行うものであった。インターネットの特性である、目的を持った消費者が目的のホームページへ到達する検索システムになっていることで必要としている消費者にダイレクトに広告する事ができる点である。
ブリーダーが、産出した子犬の写真をホームページに貼り付け、消費者に公開する という新しいペット流通の形態は確実に消費者の支持を受ける。ペットを求める消費者は迷わずコンピューターに向かい、モニター画面の中に家族となる子犬の候補を見付けることになる。インターネットの普及は誰も予測しなかったペット流通の変化をもたらしたのである。
ペットの生体販売のみならず、ペット事業者は近未来のペット流通の有りようを冷静に予測しなければならない。少なくともインターネットに背を向ける事は許されない現状である。
<ホームページの制作から公開まで>
インターネットでの物販を目的とするホームページの制作は昨今では特別なことではない。クオリティの高さを問わなければ自作することも可能である。ホームページを制作するためのソフトは、特殊な効果を求めるのでなければ、コンピューター導入時に添付されている簡易ソフトでも充分に使える。デジタルカメラや、イラストなどを取り込むためのスキャナーに添付されているソフトでも一応の画像処理が行なえる。 自作の意志さえあれば、商業目的のホームページであれ短時間で完成できる。とは言えホームページを自作すると言うことは、印刷媒体広告の版下を自作する行 為と同じで、その広告効果や消費者に与える印象などの点で物販目的で取り組む場合には再考すべきである。
インターネットの性質上、個人レベルの無数に近いホームページが存在しており、ペット関連のホームページも膨大な数にのぼる。これら多くのホームページの中に埋没する事を避けるためには、ホームページの質の問題を避けて通ることはできない。消費者は、ホームページから受ける印象で最初の業者選択を行うのであるから、この段階で他の業者や数多い個人レベルのホームページとの差別化に成功していなければならない。インターネット上で通信販売を利用する消費者が最も注意を払うのが「信用」問題である。ホームページ上の限られた情報の中から、消費者はホームページの開設者が「信用」 できるか否かを読み取る。 知名度の高い大企業が運営するホームページなど、ブランドが浸透している場合を 除き、消費者は極めて慎重な行動をとる。
実際の店舗で店員が対応する場合には問題とされない些細なことでも、重要な決め手となる。わずかでも不安材料があると、商品は気に入っていても注文が立ち消えとなる可能 性が高い。ホームページのドメイン名とは実社会の住所、社名にあたるものでインターネット上でもサーバーの場所を示し、ドメイン名の配列からサーバーの運用形態を伺い知ることができる。通販を目的とする多くのホームページが自社でサーバーを立ち上げているのも、消 費者の信用を得る方策で、大企業が自社ビルを一等地に構える行為に通じるものがある。 ましてや販売の目的物が高額なものである場合には、サーバーの運用形態は対外的 にハッタリの域を越え、消費者の選別基準でもあるのだ。高額商品を売るにはそれにふさわしい店構えが必要である。
プロバイダー契約の副産物である無料サーバーで運用されている個人ホームページで、万円以上の商品を販売しようとするのは無謀である。ホームページアドレスに表示されるドメイン名の文字列は営業上の信頼性を獲得するための重要な要素となっている。
<ショッピングモールについて>
ホームページの制作を専門業者に依頼する場合の費用は、数年前まではかなりの高額であった。昨今のようにホームページ制作ソフトの普及もなく、専門知識を必要としたし、何よりもホームページの制作依頼者が大企業が中心であったことによる。しかし昨今では、ホームページ制作会社の多くがホームページの制作で利益をあげ るのではなく、インターネット上に通信販売用のショッピングモールを構築し、その中で各社のホームページを運用する有料サービスに重点を置くようになった。自社のショッピングモールでホームページを運用するサービスへの加入を条件にホームページの制作費に関しては低廉な費用を設定する例も多くなっている。ホームページは公開の目的が物販など営業主体のものである以上、定期的な内容の更新を含むメンテナンスが必須で、写真の入れ替えなど消費者を飽きさせない工夫も必要である。ホームページ運用サービスには内容の更新を含む営業上のメンテナンス費用が含ま れるのが普通であるから、長期的な管理運用を考慮した場合、最初からホームページの制作をショッピングモールを持つ専門業者に依頼するのは賢明な選択と言える かも知れない。制作されたホームページを公開するためには、24時間インターネットに接続された安定した性能をもつコンピューター(サーバー)内に置く必要がある。運用会社は各社のホームページを自社が管理するサーバー内に置き、世界中からの アクセスに備えて24時間体勢でメンテナンスを行なっている。ショッピングモール運営会社は、モールの知名度を高めるために多様な広告展開を 行い他業者と凌ぎを削っている。その結果としてモールへのアクセス数が増え、更に各ホームページへのアクセスが増加するのである。集客力のあるモールでのホームページ公開(出店)にはそれなりの費用を必要とするが、自社ホームページへのアクセス数が増加した結果、予測される収益との比較に於いて決めるべきものと言える。ショッピングモール上でのホームページ公開とは、デパートにテナントとして入るフロアーの1区画を借り受けてショップを開店する例に等しい。デパートのテナントに入る際には誰しもがそのデパートの立地や集客力に注目するはずであるが、インターネットの世界ではそのモールの知名度やモールへのアクセ スの実績が運用会社選択の根拠となる。客層や立地の良いデパートのテナント料は、高額であっても人気がある。 来客が少ないデパートはテナント料は安いが入り手がいないのは当然で、インター ネットの世界にも全く同様のことが起こっている。
個人がインターネットに接続するために加入しているプロバイダーの中には、個人のホームページを置くためサーバーの一部を開放している例がある。 これらのサーバーは、商用利用が禁止されていたりホームページの容量が制限されているなど、物販ビジネス用途には役不足の感が否めない。敢えてここにホームページを置いてビジネスを行う場合には、何よりも自社ホームページに対するアクセスを促すための広告努力は全て自分にかかっている。この場合のホームページのアドレスにはプロバイダー名が入るため、公開者の信用が重視されるビジネスユースとしては疑問が多い。
<ホームページ広告の必要性>
店を始めたり、独立開業した方の陥り易い落とし穴がある。
店のロゴやホームページの中身に想いの丈を詰め込み、立派なものを作り上げる、良いホームページを作れば消費者は反応してくれると思い込み、ネット上に上げたところで満足してしまうことがある。
インターネット上にホームページをアップしたところで誰も見てくれないとこは明確であり、ターゲットとしている閲覧者の目に止まることは、まずない。
ホームページ自体、世界に10億とあり、ペットという言葉で検索したところでは2億のページが表示される。その中の1ページである自らのページにターゲットがたどり着くにはと考えるだけで途方もなく、微々たる確率である。
ホームページ作成にあまりに力を入れるばかりに時間をとられてはいけない。順を追ってやっていく必要がある。サービスを提供し、対価を頂く以前にお客様に自分達の店を知って頂き、依頼を頂くのが何よりも先決である、そして、そこが一番難しいといっていい。
特に店舗を持たないペットシッター業やペット通販業、ペット介護や、トレーナー業など、インターネットのホームページによって自らの資質をホームページで判断される事になる。
まさにホームページとは玄関となり顔となる。
ターゲットとなる消費者においては、ネット社会が万永したこの現代において、必要とするページ、信用性あるページを見極める術は熟知しており、そのような目の肥えた消費者達の心をつかむにはそれなの努力が必要である。
無数の同業の店舗の中から自らのホームページを選択してくれるという数パーセントの確率に努力しなければならないことは覚悟してほしい。
広告なくして利益なしといってもいい。
<ホームページの質について>
まず、インターネットの性質上、個人レベルの無数のホームページが存在しており、ペット関連のホームページも膨大な数にのぼる。
これら多くのホームページに埋没する事を避ける為には、ホームページの質の問題を避けては通れない。
消費者はホームページから受ける印象で最初の業者選択を行う為、この段階で他の業者や数多い個人レベルのホームページとの差別化に成功しなければならない。
インターネット上で通信販売やサービスを利用する消費者が最も注意を払わなければならないのが「信用」問題。
ホームページ上の限られた情報の中から消費者はホームページの開設者が「信用」できるのか否かを読み取ることになる。
大企業が運営する知名度の高いホームページなどブランドが浸透している場合を除き、消費者は極めて慎重な行動をとる。
実際の店舗で定員が対応する場合には問題とされない些細な事でも重要となってくる。
わずかでも不安材料があると、商品は気に入っても注文が経ち消える可能性が高くなり、サービスに至っても依頼することはないでしょう。
ホームページのドメイン名とは実社会の住所、社名にあたります。インターネット上でもサーバーの場所を示し、ドメインなの配列からサーバーの運用形態を伺い知る事ができます。
多くのホームページが自社でサーバーを立ち上げていることが多く、それだけで消費者の信用を得ることができる。それは自社ビルを一等地に構える行為に通じるものがある。
ましてや通信販売の目的物が高価なものである場合や、ペットシッターのような鍵を預かる信用問題が重要視されるサービスには、サーバーの運用形態は重要になり、それだけで信用の判断基準になる。
対外的にハッタリの域を超え、消費者の選択基準でもある。
例えばペットのような高額商品を売るにはそれにふさわしい店構えが必要になる。プロバイダー契約の副産物である、無料のサーバーで運用されている個人ホームページで、10万以上の商品を販売するのは無謀といってもいい。
ホームページアドレスに表示されるドメイン名の文字列は営業上の信頼性を獲得する為の重要な要素となる。
<検索エンジンについて>
自社のホームページを更に検索エンジン 各社に登録することは有効である。インターネットでホームページを閲覧する消費者の利便のために、いわゆる「検索 エンジン」と言われるサイトが多数存在する。これらはインターネット上で、予め知っているホームぺージのアドレスを入力するのではなく、業種別、商品別に登録された多くのホームページの中から自分の目的に合ったホームページを、検索によって捜し当てようとするものである。検索サイトへのホームページの登録は無料であり、ホームページ公開者のほとんどが複数の検索サイトに登録している。 各検索サイトにより登録の方法や検索の手順が異なり、各社の「ペット」に対する扱いにも差があるため、それぞれ一長一短がある。各社共に膨大な数のホームページが登録されており、いずれの検索サイトでもバナー広告など特別な費用を支払わない限り自社ホームページにのみに優遇した扱いを受けることはできない。ホームページの更新を頻繁に行う、メールマガジンなどと連動する、相互リンクを活用するなど、上位に表示されるための努力は欠かせない。 検索エンジンそのものも大手を除いては盛衰が激しい。
<広告するには>


私達がペットサロン、ペットシッター、トレーニング他の仕事を始めようとした時、集客をしようとするとチラシを配る、もしくは雑誌に掲載する、ホームページを作って広告するが思い浮かぶ。一番、費用も少なく効率よく集客するにはホームページを作り、インターネット上に上げる事であるのは上記でも散々説明してきた通りである。
しかしホームページを作ったところで消費者は決して見てくれない。というか、目に届くところに表示されない。これは絶対といっていいでしょう。なぜなら何億とあるホームページの中の1ページである自分のホームページを目的の消費者が検索する事は途方もなく確率が低いからである。これを解決するのに今考えられる方法としてはSEO対策とリスティング広告に登録して自分のホームページを目的の消費者に見てもらえる場所に置いてもらう方法である。のちのち詳しく説明する際にこのあえて「場所」と称したのには意味がある。

現時点で効率よく広告できるであろう方法は、リスティングと呼ばれる検索エンジン各社のシステムを利用した広告方法である。自分のホームページアドレスを各社に登録し、検索結果ページの上位の特別なエリアに表示させるための有料広告である。掲載順はキーワード毎に入札制となっている例が多く、1回のクリック当たりの金額を高く設定すれば上位に表示される仕組みである。競争の激しいキーワードでは入札額は高額で推移する。決定的な高額で入札すれば必ず一番上に表示されるので広告効果は抜群である。あらゆる業種に有効な広告方法とは断言できないが、短期間で特定の商品を売りたい場合や、知名度を上げたい時に有効である。これらの有料広告ではクリックに対する費用の支払いに予算を設定することもできる。 リスティングの重要性は近年当たり前のように登録が進んでいる。
<SEOについて>


まず上記で述べたSEO対策について。このSEOとは【Search Engine Optimization】の略。検索エンジン最適化・サーチエンジン最適化。
サーチエンジンの検索結果のページの表示準の上位に自らのWEBサイトが表示されるように工夫する事。サーチエンジンは登録されているWEBページをキーワードに応じて表示するが、その際の表示順位はそれぞれのサーチエンジンが独自の方式に則って決定している。この順位が上に上がる方が検索エンジン利用者の目につきやすく、訪問者も増える為、企業などでは検索順位を上げるために様々な試みを行う場合がある。その様々な技術や手法を称してSEOという。
具体的なSEOの手法には、ターゲットにするキーワードの適切な選択や、ページ内でのキーワードの適切な使用、より多くのサイトにリンクしてもらうなどの手段があるが、サーチエンジンのランク付けのアルゴリズムは年々高度化が進む上、頻繁に変更が行われその度に激しく順位が変動する。このためSEOには王道はなく、地道にコンテンツを充実させて認知を広げていく以外にに着実な手段は存在しないと言える。私達が限りない資金を持っているなら別だが、最小限の資金でホームページを広告していきたいのであれば、SEOでの手法は適しているとは思えない。SEO対策を自ら一から勉強し、自ら手を加える事ができるまでになるのは一般人には不可能といっていい。それだけの才能があるのであればペット業界にいてはもったいないといっていい程の人材である事は間違いないからである。

殆どの人がSEO対策に着手するのであればSEO対策専門の業者に依頼する事に成るが、多額の初期投資を請求される事は間違いなく、それだけで本業の店の運営は軌道に乗らない事に成りかねない。また実際、SEO対策をお願いしたところで成果を上げられる事は稀で、成果がでるのに少なくとも半年はかかるであろうと思われる。自社で信頼できるスタッフがSEOを動かしているのであればいいが、他社に依頼した場合、素人目にはどのような対策をしているのかは把握するのは不可能であり、水物である。また、それぞれのホームページの形態や業種によって対策は変わっていく事に成り、専門業者もそれぞれのページを操作しながらサーチエンジンの動きを観察していくしてくことになる。それによって3~4週間の様子を精査しながら対策していく事を何度も繰り返す事にる。それが成果を上げるのに時間がかかる事は間違いない。そして一度成果を上げたところで次の月に同じ成果を上げる事ができるのかは不明である。それを待っていられるだけの資金と時間があれば別だが、私達の業種上無理である事は確かである。
また、サーチエンジンのアルゴリズムは流動的であるため、いったんSEOをやめてしまうと意味のないものに成ってしまうのである。今までかけてきた費用とは裏腹に一瞬で順位は下がっていく事になる。
<リスティング広告>


リスティング広告のサービスが始まったのは、Yahoo!JAPAN、Googleともに2002年からになる。従って、PCのリスティング広告は始まってから、もうすぐ10年たつことになる。これまでは資力のある大手企業だけがSEOを駆使してネットを支配していたが、リスティング広告が始まった事によって多種多様なホームページがトップに出てくるようになり、ユーザーも質の良い様々なホームページを閲覧できるようになった。
そして、キーワードに検索によって必要とするページがダイレクトに出てくるようになり、検索しやすくなったのも利便性を高めている。

日本でのPCのリスティング広告のサービスを提供している会社は、全部で4社ある。(2014年現在)
Yahoo/スポンサードサーチ
Google/Google Adwords
ジェイ・リスティング/ジェイアドリスティング
クロスリスティング/レモーラリスティング

この4つの中で、Yahoo!リスティング広告とGoogle AdWordsで約8割をカバーしている。日本の検索で使われているWebサイトの大半がYahoo!JAPANとGoogleだからである。従ってPCの場合は、その2つに出稿するだけでもかなり効果がある。

Yahoo! JAPANが提供するクリック課金型広告であるYhooプロモーション広告について。検索連動型広告「スポンサードサーチ」と、コンテンツ向け広告「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」があり、組み合わせて利用することで、「探している人」と「興味がありそうな人」をダイレクトに検索する事を可能にしたシステムである。
Googleが提供するクリック課金型広告であるGoogleアドワーズとは、広告とキーワードを登録すると、Googleの利用者がそのキーワードに近い単語で検索を行った際に、広告が検索結果と同時に表示されるようになる。また、Google AdWordsに契約したWebページのうち、キーワードに近い内容のWebページ上に広告を表示させることができる。検索された単語およびWebページの内容と広告を連動させることで、利用者の興味のある分野の広告を効果的に表示することができ、高い広告効果を得ることができる。Google AdWordsに対する課金は、利用者のクリック回数に応じて金額が決定される。ある地域からのアクセスに対してだけ特定のWeb広告を表示するといった設定も行うことができる。

これらのリスティング広告サイトでは無料の設定サポートや、運営方法を記載したマニュアルを提供されており、初めての人でも自ら管理し易いようになっている。1ヶ月の費用も数万円から、高くても数十万円で運営する事ができ、資本企業でなくても中小企業、又は個人でも広告を自由にする事ができるシステムになっている。Googleアドワーズに登録するのもYahooのプロモーション広告に登録するものさほど差はないが、ユーザーがYahooで検索するのかGoogleで検索するかによって違ってくる事に成ります。どちらとも登録して広告を出し、上位に掲載される事、更に質のいいホームページであれば成果を得られない訳がないのが今の現状である。
これらのリスティング広告に登録するのは素人でもでき、丁寧に担当者がやり方をレクチャーしてくれる。登録して広告をネット上にあげているだけでは勿論効果は上げる事はできない。日々のチェックが必要になり、
その都度対策が必要になるが、その都度担当者に解決策を相談する事が可能である。
自己のホームページにタグなどを組み込んだりするアクションは効果を上げるために必要なこともあるが、特にホームページ内部を操作するわけではないのでリスティング広告を休止する場合も特に影響がないのもいいところである。
<広告を出す場所>
ホームページのシステムの向上により、検索がしやすくなっている。自分が必要とするサイトの関連単語を数点打ち込めば目的のページが表示されることが殆どである。
検索エンジンが検索する側の意図を組み込んで的確に表記できるようになっているのである。
目的となるページがなかなか表記されないようなら、検索キーワードが的確でないか、もしくは存在しないと言っても良いくらいだ。
この事から
ホームページを運営している側は、検索エンジンに反応してもらえるようにページを作らなければ成らない、もしくはその適した場所に広告を出す必要がある。
もし、私達が調べ物をしたとき、該当するページが1000ページあると表記されたとする、もし自分なら1000ページ全て閲覧するだろうか。勿論100ページどころか見ても2ページまでが限界である。
目的のページがないと分かると、検索ワードを変更してみることになる。
先程上記で示した、適した「場所」。更に言うと、自分のホームページを目的の消費者に見てもらえる「場所」に置く。という事は
1ページ目(~2ページ目)に表記される事が絶対である。3ページ以降は見てもらえないに等しいといって過言ではない。
リスティング広告を設定するに至っても上記の事を踏まえて料金設定を行う事が必要である。